近年、宅内の水道管の老朽化により、地中に埋設されている給水管からの漏水が増えています。特に築20年以上の住宅では、配管の腐食や継手の劣化が進み、気づかないうちに水が漏れ続けているケースが少なくありません。
この記事では、当社が実際に行っている漏水調査の方法や、掘削方法による費用・工期の違いについて分かりやすく解説します。
漏水調査の主な方法
地中の漏水は目で見えないため、専門的な機器を使って場所を特定します。調査方法によって得意な状況が異なるため、現場に応じて使い分けます。
● 音調棒(聴診棒)
最も基本的な調査方法です。
• 地面に伝わる「漏水音」を直接聞き取る
• 経験値が必要だが、コストが低い
• 金属管の漏水に特に有効
地面がアスファルトやコンクリートの場合でも、音が伝わりやすい場所を探しながら調査します。
● 電子音調棒(漏水探知機)
音調棒を電子化した機器で、微細な漏水音も拾えるのが特徴です。
• 音の強弱を数値化できる
• プラスチック管(PE管・HIVP)にも対応しやすい
• 音調棒より精度が高い
住宅地のように周囲の雑音が多い場所でも、比較的安定した調査が可能です。
● トレーサーガス調査
近年増えている高精度の調査方法です。
• 配管内に安全なガス(主に水素系)を注入
• 漏れている箇所からガスが地表に上がってくる
• 音が聞こえにくい場所でも特定しやすい
コンクリート土間の下や深い埋設など、音調では難しいケースで特に威力を発揮します。
掘削方法による費用と時間の違い
漏水箇所を特定した後は、地面を掘って配管を修理します。掘削方法によって費用や工期が大きく変わります。
● 手掘りで行う場合
• 費用:比較的安い
• 工期:半日〜1日程度
• 狭い場所や重機が入れない場所に適している
• 振動や騒音が少ない
ただし、深さがある場合や硬い地盤では時間がかかることがあります。
● 重機(ミニユンボ)を使う場合
• 費用:手掘りより高い
• 工期:短い(1〜3時間程度で掘削可能)
• 深い埋設や広範囲の掘削に向いている
• アスファルト舗装の切断が必要な場合もある
重機が入れるスペースがある現場では、結果的にトータル費用が安くなるケースもあります。
まとめ
宅内の地中に埋設された水道管の漏水は、放置すると水道料金の増加だけでなく、地盤沈下や建物への影響につながることもあります。
早期発見・早期修理が何より大切です。
当社では、音調棒・電子音調棒・トレーサーガスなど複数の調査方法を組み合わせ、最短で漏水箇所を特定できるよう努めています。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
